日本に即席麺が登場したのは1958年。以来62年、インスタントラーメンは今も多様化しながら進化を続けています。
2020年3月10日放送の「マツコの知らない世界」では、そのインスタントラーメンを全国7500種類以上食べたという食文化研究家・大和一朗さんが登場。「インスタント袋麺の世界」を語ります。一体どんな人なのでしょう？
インスタントラーメン研究家・大和一朗さんwiki的プロフィール【マツコの知らない世界】
名前：大和一朗（やまと いちろう）
生年月日：1968年9月27日
出身地：大阪
学歴：大阪府立枚方高 〜帝京大学卒（1992年卒）
職業：鍼灸師、認定心理士、食文化研究家、株式会社『やかん亭』代表取締役
インスタントラーメンは、日本で発明された画期的な保存食です。
今では世界中でなんと年間1000億個も食されるそうですから、まさに世界に広がった日本文化の代表と言っても過言ではないでしょう。
大和さんは、そんなインスタントラーメンの魅力に憑りつかれてしまった一人でした。
子供のころからインスタントラーメンが大好きで、食べる度に幸せに浸っていました。
地元の枚方高校を卒業し、大学進学を目指して上京します。
ところが、交通事故に遭ってなんと記憶喪失になってしまいます。
記憶を取り戻そうと医師の勧めで、子供の頃大好きだったインスタントラーメンを食べたそうです。すると…。
このエピソードが、大和さんが”ただのインスタントラーメン好き”から”恐るべきインスタントラーメンマニア”に変貌させる、大きなきっかけになったようです。
詳しくは番組内で語られることでしょう。一体何があったのか気になりますね！
このできごとをきっかけに、「一生かけて何かをやり遂げたい」と思い立った大和さんは、毎日一食は即席麺を食べる「一日一麺」生活を始めます。
旅行をしても、旅先の地元の即席麺を持ち帰って友達にふるまいます。「おいしい」と喜ぶ姿を見てますますインスタントラーメンにのめり込む大和さん。
大学卒業を控えて、即席麺を作る食品メーカーへの就職を考えます。
でも、「それでは一社の麺だけに縛られてしまう」と、恐怖を感じて断念。
好きなものを美味しく食べられるのは幸せ、その幸せは体が健康であってこそ、と思い至り、鍼灸師になります。
東京で施術所を開いて無我夢中で働き、経営も安定した40代にさしかかったころ、満たされない自分に気づいてしまいます。
「インスタントラーメンの店がやりたい」
ずっと心の奥底で温めていた夢を実現するときが来たのです。
元祖即席麺の「日清チキンラーメン」が生まれた大阪でお店を開こうと、大阪に戻りますが、インスタントラーメンの専門店、という特殊な形態のため難航します。
数々の挫折を繰り返し、2008年、ついに開業にこぎつけます。
それが「インスタントラーメン専門店・やかん亭」です。
19歳の頃から続けた「一日一麺」生活は三十数年。食したインスタントラーメンは通算15000食を超えていました。
今ではグループ店舗も全国に広がり、海外のイベントにも出店したりと、活動の幅は世界に広がっています。
インスタントラーメン研究家が激賞！究極のインスタントラーメンBEST3はどこで買える？【マツコの知らない世界】
大和さんは、三十数年のインスタントラーメンの研究成果をまとめ、2019年に『偏愛的インスタントラーメン図鑑』として出版しました。
「地球滅亡の前日に食べたい」や「変態＆変わり種」など、独自のカテゴリー別に、日本の袋麺200種類・海外40種類を厳選して紹介しています。
偏愛的インスタントラーメン図鑑（世界文化社）1,210円
大和さんが編み出した、インスタントラーメンのアレンジレシピや、インスタントラーメンに関するコラム、おもしろ雑学なども掲載されています。
その中から、「地球滅亡の前日に食べたい」袋麺BEST3をご紹介しましょう。
第1位！
ラーメン仮面チキトン（長尾製麺）367円（税込）
200年続く九州筑後の長尾製麺の商品。オーナー自らが手延べで作る麺と、食べやすい鶏ガラと豚ガラの合わせスープで、コクと旨みが詰まって大人気です。
第2位！
赤龍(せきりゅう) 辛子みそ味（日の出製粉） 209円 (税込)
昭和8年創業、九州・熊本の大人気老舗ブランド。こくのあるとんこつと味噌味でぴりっとした刺激の辛さのスープ、と小麦の香り豊かな味わいで、リピーター続出の逸品。
第3位！
比内地鶏 白湯ラーメン 醤油（ノリット・ジャポン）318円（税込）
スープは、日本三大美味鶏である「比内地鶏」の旨味を濃縮した鶏白湯スープ。生麺を熟成乾燥させた細ストレート麺はコシがあって滑らか。秋田の旨味が詰まった一杯です。
このほか、予告編でマツコさんが激賞していた商品がこちら！
マヨラーメン とんこつマヨネーズ味 345円（税込）
大和さんが監修した、大阪土産の人気商品「マヨおかき」とのコラボによるとんこつマヨネーズ味の即席めんです。
豚骨独特のコクと濃厚な旨味を、風味豊かなマヨネーズでまろやかに包み込んだスープが自慢。九州・福岡の老舗製麺所・栗木商店が作った秘伝の自家製麺もウリです。
キャベツやコーンの美味しいかやくが付いているのも嬉しい。
パッケージも「マヨおかき」キャラクターの「マヨ」になっています。
いずれも、「やかん亭通販サイト」https://shop.yakantei.comから購入できます。「楽天」https://www.rakuten.co.jp/で扱っているものもあるようですね。
インスタントラーメン研究家が選んだ究極のインスタントラーメン、一度試してみてはいかがでしょう？
これらの商品は番組でも紹介されるとおもいますが、他にもあれば追加しますね。
以上、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。