【マツコの知らない世界】年間170回以上動物園に通う謎の人・野崎浩貴さんWiki的プロフィール

2021年4月27日放送の「マツコの知らない世界」は、「ご長寿動物の世界」。
サル、ゾウ、コアラなど全国の動物園からレジェンド級のご長寿動物が紹介されます。
そのガイドが謎の動物園フリーク・野崎浩貴さん。
動物園と水族館に年間170回以上通い続けるという野崎さんって一体何者なのでしょう?

年間170回以上動物園に通う謎の人・野崎浩貴さんWiki的プロフィール

野崎浩貴(のざきひろたか)

生年月日:1988年6月6日
出身高校:都立三鷹高等学校
出身大学:立教大学経済学部
趣味:動物園、水族館巡り
職業:クリエイター(映像、イラスト)

野崎さんの日常は、「映像制作」「映画鑑賞」「生き物に会いに行くこと」の3つでほとんど構成されているそうです。動物園に通うきっかけは何だったのでしょうか?

動物園に通うきっかけは「ゾウのはな子さん」

野崎さんは幼いころから映画が好きで、高校生の時、文化祭のイベントで自らが脚本、監督で「舞台版ゾンビ」を制作。その様子を映画雑誌「映画秘宝」に取り上げられたことがあります。
その後、プロのクリエイターたちによる映像制作プロジェクトに参加したりして、映像制作とのかかわりを深めていきます。

大学生になった野崎さんは、好きな映像関係の仕事を目指して就職活動をします。が、うまくいかなくて途中でやめてしまいます。なので、就職先が決まらないまま2001年に大学を卒業することに。
そんな悶々としていた時に、友だちに井の頭自然文化園を薦めてもらったのが、動物園に通うきっかけになったそうです。

その当時、ゾウのはな子さん(1949年にタイから来日した戦後初のアジアゾウ。2016年5月26日、69歳で永眠)がまだ生きていて、その姿を見て衝撃を受けたんだそうです。

はな子さんは、長く生きた者たちだけが持つ目をしている、と思った野崎さん。そこに自分とは違う時間軸、いわゆる『生き物時間』を感じたのだそうです。
そして『また行きたいな』と思うようになり、年パスを買ったのだそうです。

また、当時、多摩動物公園にジプシーさんという世界最高齢のボルネオオランウータンがいて、はな子さんとジプシーさんに会いたい、という思いが頻繁に通うようになった理由だそうです。その後、全国のいろいろな動物園や水族館に足を運ぶようになります。

しばらくは働かずに、動物園と映画館の往復を繰り返していた野崎さんですが、さすがにお金に困って一度就職することに決めました。
選んだのは、映像の著作権などの権利処理をする会社。本当は映画制作に携わりたかったのですが、映画制作の大手企業は基本新卒しか募集していなかったので無理でした。

「映像の著作権の仕事」といっても仕事内容は映画とはほぼ無縁。でも仕事が必ず6時半には終わったので、ちゃんとプライベートが確保できて、そこでたくさんの人と出会えたのが結果的に、今一緒に映像制作をしている人だったりするので、決してムダではなかったと野崎さんは言います。

謎の交友関係・きゃりーぱみゅぱみゅとデート?甲本ヒロトとラジオ番組?

そんなアフター6の時間で出会った人々は、人から人へ繋がって、やがてなぜか芸能人にまで交友関係が広がっていきます。

2018年には、バラエティ番組で、なんときゃりーぱみゅぱみゅさんと動物園デートをする姿が放送されました。


出会いのキッカケは、きゃりーさんが仕事中楽屋にいたときのこと。野崎さんときゃりーさんには共通の知人がいて、野崎さんはその知人に会いに楽屋を訪れたところ、きゃりーさんが「はじめまして」と野崎くんに挨拶したのですが、その時きゃりーさんはマスクをしていて、初対面でマスクは失礼だと怒った野崎さんは、マスクはずせよ!ときゃりーさんに怒鳴ったそうです。

初対面にも関わらず、自分に怒ってきた野崎さんに興味をもったきゃりーさん。それ以来交友関係がはじまり、いまでは大親友なのだそうです。

他にも甲本ヒロトさんのラジオ番組の呼ばれたり、

菅田将暉さんのショートフィルムを撮ったり、

他にも水川あさみさん、「OKAMOTOs」のオカモトレイジさん、森カンナさん、加藤諒さんなど、芸能関係の仕事でもないのに、芸能人との交友関係を築いている野崎さん。
きゃりーさんとの出会いのエピソードだけ聞くとただのやばい奴ですが、 こういう一般人とはちょっと違う感性が、芸能人の間でファンが増えている理由なのかも知れませんね。

菅田将暉のショートフィルムの監督をきっかけに映像制作の道へ

野崎さんが監督を務めた作品の代表作となったのが Summer break」(2017年制作)。主演はなんと超売れっ子俳優の菅田将暉さん。
菅田将暉さんはプライベートで出演していて、作品はネット上で密かに公開されたにもかかわらず、再生回数は12万回を超えたそうです。

ARVE Error: Mode: lazyload not available (ARVE Pro not active?), switching to normal mode

制作に関わったのは、衣装を担当した「ティー(TTT)」のデザイナーTAMASHABUこと玉田翔太さん、撮影・編集は宇多田ヒカルやサチモスのミュージックビデオを手掛けるdutch_tokyoこと山田健人さん、音楽はロックバンド「OKAMOTO’S」のオカモトレイジさん。

フィルムの発案者は玉田さん。地元が同じで以前から親交があった菅田将暉さんと食事中に、自分のブランドのキャンペーンフィルムのアイデアについて話したことがきっかけ。その後も、知り合いだった山田健人さんや野崎さんにフィルムついて相談するうちにクリエーターが集まって、一つの作品づくりになっていったそうです。

実は野崎さん、その時点では本格的な映像制作は未経験だったんです。玉田さんがそんな野崎さんを監督に抜擢した理由は「俳優の菅田くんが出てくれることになったのでプロの監督も考えたが、それだと面白みがないのではないかと考えた」そうです。

どんなところにチャンス委が転がっているかわからないものですねー。

内容は、頭にタコがのっていたり口からクワガタが出てくるなど、菅田さんの身に次々と奇妙な出来事が起こるというストーリー。
野崎さんによると、「菅田くんが綺麗な状態のシーンが1カットもない作品にしたいと思った。終始びしょ濡れだったり、口から虫が出てきたり。ちびっこが見たら見世物小屋にも見えるようにしたかったので、そういう視点で見てもらってもいいように、セリフもいれなかった」そうです。

予算に制約はありましたが、関わったクリエーターそれぞれが妥協なく力を注いだことで、映画並みの出来栄えに仕上がりました。これがきっかけで、野崎さんは晴れて憧れの映像制作を仕事にすることができるようになったのです。

ある取材で「人間、好きなことから離れたとしても、やりたいってずっと思っていたら、巡り巡ってもう一度チャンスがやって来る時があると思うんです」という野崎さん。
就職活動で失敗した時のことが教訓になっているそうです。
例えば、映画を作りたいのに、映画会社に受からなくて銀行に入ったら、もう映画の道へは行けない、と思い込んでしまう。でもそれって本当にくだらないことだと言います。なぜなら、自分は現在会社をやめてフリーで映像制作をしているけれど、別にそれまでの仕事で培った何かのおかげじゃないから。

「今思えば、なんであの頃あんなに焦ってたのかなって思う。そういうことに気づけたのも、動物園に通ってからですね」
野崎さん、ゾウのはな子さんに感謝ですね。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。
ではまた!

スポンサーリンク
336×280