究極のカツ丼!3000杯食べた男が選んだ不動の名店トップ3をご紹介【林先生の初耳学】

2020年2月16日放送の「林先生の初耳学」では、30年間で全国3000杯のカツ丼を食べ歩いたカツ丼研究家が登場。今食べるべき究極のカツ丼が紹介されました。

カツ丼研究家の竹嶋宗也さんはNHK朝ドラ「ふたりっ子」など数々のドラマや舞台、CMに出演している俳優さん。子供の頃は肉が大嫌いだったそうです。ところが中学のときに初めて食べたカツ丼に感動して、それ以来カツ丼の虜になってしまったそうです。

世の中のカツ丼の9割は認めないと豪語するカツ丼研究家の竹嶋さん。
彼によると、カツ丼は、完成されたとんかつを更に煮込むため、味を落としかねない難しい料理なんだそうです。

美味しいカツどんのポイントは、

1 油はラードを使っている事。 これをするとカツのコクが違うんだそう。

2 出汁をしっかりとっている事。 出汁が効いているとカツの油と合ったとき香ばしい香りがするんだそうです。

この二つが両方当てはまる店というのは非常に少ない。認められないお店が9割なのはそれが理由だそうです。
そんな彼が、残り1割の名店から感動するほどおいしい絶品カツどんをご紹介!

肉にこだわった蕎麦屋さんの絶品カツ丼

竹嶋さんによると、蕎麦屋さんのカツ丼ははずれが多いとか。なぜなら出汁のレベルは高いが肉の扱いがよくないケースが多いからなんだそうです。

そんな中、肉レベルが高い希少なお店がこちら!

そば処水元やぶ

住所:東京都葛飾区西水元5-8-12
TEL:03-3600-1954
営業時間:11:00~14:30/17:00~19:30頃
定休日:来店前にご確認ください
最寄駅:東京メトロ千代田線・北綾瀬駅 20分

カツ丼 1000円(税込)

カツ丼のためにロース肉を丸々一本仕入れているんです。ここまでする蕎麦屋さんはめったに無いそうです。

また、蕎麦屋さんは天ぷらを出すので、通常、カツも同じ天ぷら油で揚げます。
でも、このお店は天ぷら油とは別に、カツを揚げる用のラードを用意。

かつおだしとラードで蕎麦屋さんならではの香りが、完璧な半熟卵と相まって最高の逸品に!

出汁にこだわったとんかつ屋さんの絶品カツ丼

肉は美味しいのに、出汁にこだわりのない店が多いのは、とんかつ屋さんでは仕方のないことなのかもしれません。
そんな中、カツ丼に命を懸けるとんかつ屋さんがありました!
新宿・四谷で大正時代から続く老舗です。

とんかつ鈴新

住所:東京都新宿区荒木町10-28 十番館ビル1F
TEL:03-3341-0768
営業時間:11:30~14:00/17:30~20:30
定休日:日曜日・祝日
最寄駅:東京メトロ丸の内線・四谷三丁目駅4分

とんかつ屋さんならではの三度おいしいカツ丼!
かけカツ丼 1300円(税込)

通常カツ丼はカツを丼つゆで煮込みます。
でもこのかけカツ丼は、カツは煮込まずそのままご飯の上へ。

一方、丼つゆにカツは入れず玉ねぎだけを煮込み、それを卵でとじます。
カツを煮込まない分丼つゆは濃いめ。
卵を絶妙な半熟状態にして、先ほどのカツにかけて出来上がり。

①揚げたてサクサクとんかつ本来の味

②丼つゆが掛かって、少し柔らかくなったカツ

③丼つゆが沁み込んだ、煮カツ丼の味わい

と、この一杯で三度の味の変化を楽しめる逸品です!

町中華の絶品中華スープカツ丼

ところは浅草。大正13年開業の老舗。常連客が絶えない下町の名店です。

やよい

住所:東京都台東区浅草5-60-1
TEL:03-3872-7710
営業時間:11:30~15:00/17:00~21:00
定休日:木曜日
最寄駅:東京メトロ日比谷線・三ノ輪駅 15分

カツ丼(上)1000円(税込)

中華のお店でカツ丼?それがめちゃめちゃ美味しいって?

美味しい理由があるんです。
中華料理は食材を油通しするため、油に野菜や肉の風味や旨味が凝縮されているんです。その油でカツを揚げるので、とんかつ屋さんとは一味違う香ばしいカツが出来上がる、と言う訳です。

丼つゆには町中華ならではの鶏ガラ中華スープが使われ、これにかつおだしを併せてコクの深いつゆになっています。

カツが中華スープの油や旨味で軽やかに。つゆはラードが溶け込みしっかり。それに固めにたかれたご飯。
番組内ではスタジオでも試食が行われ、これはカツ丼の中のカツ丼だ!と大評判。

カツ丼おまけ情報

全国に400店舗あまり展開する、とんかつチェーンの店「かつや」。


2014年、韓国に出店しました。

ところが、どうも人気がでない。おまけに残す人が多い。
なぜだろうと調べてみた所、韓国の食事の習慣に原因があったことが判明します。

それはスプーン。
韓国ではご飯はスプーンで食べます。ビビンバとかがそうですよね。
これだとカツが食べ辛いんです。
箸で食べる場合もありますが、韓国の箸はステンレス製なので滑るんですね。
つまり、韓国の食事の習慣ではカツ丼が食べにくかったわけです。

というわけで対策は、カツを小さくすること。
通常r地縦切りで6等分するところを、その上に横にもう一切いれて12等分にしたところ、人気が急上昇したということです。

お客さんの身になって考える、商売の基本に立ち返ったことがよかったんですね!

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