【マツコの知らない世界】「レンコン」は宇宙!レンコンアクセサリー作家・阪井明子さんwiki的プロフィール

2020年12月15日放送の「マツコの知らない世界」は、「レンコンの世界」。
運命的な出会いでレンコンの虜になってしまったというレンコンマニア・阪井明子さんが登場して、レンコンの魅力をたっぷり語ります。阪井さんってどんな人?

レンコン(蓮根、英: Lotus root)とは、ハスの地下茎が肥大した物で、食用に栽培される。原産地は中国もしくはインド。主に沼地で栽培される。 内部に空洞があり、いくつかの節に分かれている。(by Wikipedia)

ハスはヒンズー教や仏教の象徴として扱われているし、レンコンの穴は、日本では「先を見通す」ことに通じて縁起が良いとされているのだそうで、だから正月のおせち料理に使われるんですって。夏ばての防止や便秘解消など、効能も穴と同じ数だけあるといいます。なるほど、いろいろおめでたい農産物ですね。
それにしてもレンコンマニアとは…世の中にはいろんな人がいるものです。
それが阪井明子さん。

レンコンマニア・阪井明子さんwiki的プロフィール

名前:阪井明子
生年:1974生まれ
出身:新潟県五泉市
資格:家庭科教員免許(中学・高等学校)
職歴:やまちょう(婦人服店)、レンコンアクセサリー作家

新潟県の県庁所在地・新潟市のすぐ隣。ぼたん栽培が盛んで、ニット製品の全国的な生産地という五泉市(ごせんし)で、創業1841年(天保12年)という老舗呉服店「やまちょう」の7代目に生まれた阪井さん。
「やまちょう」は、もとは呉服屋さんでしたが、時代の流れに合わせて洋服の仕立て屋さんとなり、現在は既製服を扱う婦人服店です。

高校は、となりの新潟市にあるプロテスタント系の敬和学園高等学校へ通い、卒業後は東京へ出て、長野県松本市に行き、その後世界を旅して回ったそうです。

そして戻ってきた地元・五泉。そこにはキラキラ輝く自然の景色と美味しい農産物が豊富に溢れていました。
特にレンコン。
五泉は昔、5つの泉が湧きでていたと言われるほど水に恵まれた地域。その豊富な地下水で出来た美味しくてみずみずしい白いレンコンは 「五泉美人」と名付けられました。

阪井さんの中で、この美しいレンコンと、高校時代の記憶が結びついたのでしょう。
それは、母校の校門脇の記念碑に刻まれた、安積得也の詩「明日」でした。

はきだめに えんどう豆咲き 泥沼から 蓮の花が育つ
人皆に 美しき種子あり 明日 何が咲くか

そこから阪井さんのイマジネーションは大きく宇宙にまで広がります。
泥の中に隠されたレンコンから美しい花を咲かせるハスに、暗闇の中で光り輝く銀河を見た阪井さん。更に、レンコンの中心の大きな穴と周囲を取り囲む小さな穴が、太陽とそれを廻る8つの惑星の数と同じであるという神秘を発見して以来、レンコンの虜となってしまったようです。

レンコンアクセサリー作家・阪井明子さん

そしてレンコンの魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと思った阪井さんは、この五泉美人でアクセサリーを作ることを思いつきます。
レンコンを乾燥させて、アクリル絵の具で色を付け、ニスやマニキュアで仕上げます。簡単そうですが、乾燥したレンコンはもろく崩れやすいので特殊な加工をしているそうです。
 
そうして制作したアクセサリーは、色鮮やかなブローチやピアス、イヤリング。
これらを実家の「やまちょう」の店頭で売り始めると話題になり、市内外から注文が来るようになりました。五泉市内の咲花温泉にある旅館では、仲居さんの胸元にレンコンのブローチがつけられているそうですし、今では秋田や福岡など新潟県外からも注文が来るようになるなど、レンコンアクセサリーの輪は徐々に広まっていきました。

そこで阪井さんは、たくさんの人に作り方を知ってもらおうと、不定期でアクセサリー製作講座を開くようになりました。現在は学校の文化祭など地域のイベントに出る機会も増えています。いずれ五泉市で「レンコンまつり」を開催したいと思っているそうです。

レンコンアクセサリーを販売している阪井さんの実家「やまちょう」さんはこちら。


やまちょう
住所:新潟県五泉市本町3-3-13
TEL:0250-42-2430
営業時間:10:00~18:30
定休日:日曜日
JR磐越西線・五泉駅6分

レンコンとようかんのコラボスイーツ「あんこん」

阪井さんのレンコン愛はアクセサリーに留まりません。
なんと五泉美人とようかんを組み合わせた新スイーツを開発したのです、
同じ五泉市で創業140年の老舗菓子舗「寿々長」さんの鈴木長一さんにお願いしてできあがった新作は「あんこん」と名付けられました。
「あんこん」は二層になっていて、上は透明な寒天を溶かして作り、中のレンコンの輪切りがはっきり見えるよう工夫しました。下のあんこにも細かく切ったレンコンを入れ、シャキシャキとした食感も楽しめます。
阪井さんは「小豆と蓮根のコラボレーションを良く噛んで(ようかんで)お召し上がりください」と言ってます。おいっ

あんこんを販売している「寿々長」さんはこちら。

寿々長
住所:新潟県五泉市本町2-1-11
TEL 0250-42-3075
営業時間:9:00~19:00
定休日:8日、18日、23日、28日 不定休あり
最寄駅:JR磐越西線・五泉駅4分

阪井さんは、Facebookで
「この世で人間に生まれたということは 凄いこと。 この時代、この国、生きているタイミングは全て与えられたもの。 そこから自分らしさをいかして、自分より他人のために、まちのために働きかけていきたい」
と仰っています。
地元を出て世界を廻り、再び地元に戻って改めてその景色、水、空気、農産物たちの素晴らしさを再発見した阪井さんの、心からの言葉だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。ではまた!

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