2019年8月20日放送「マツコの知らない世界」では究極のドライカレーが紹介されました。 30年で3000軒のカレーを食べ歩き、最終的にドライカレーに行き着いたという映像クリエイターさんが、カレー界の最強はドライカレーだと熱く主張します。
マツコ、ドライカレーの美味しいお店の選び方を知る①激戦区を狙え!
ご飯の上に固形化したカレーが乗っているドライカレー。
このスタイルはどこから生まれたかというと、諸説ある中で、1900年代客船のレストランで生まれたと言う説が有力。船の揺れでこぼれないよう工夫した結果できたもの、と言われると納得しちゃいますね。
ゲストの映像クリエイターさんは、ドライカレーは水分が少ないので、スパイスをダイレクトに感じることができると言います。
スパイスがガツンとくる店を探すには、 「東京都渋谷区神宮前を探す」 のがポイントだそうです。原宿から青山にかけての地域ですね。
なぜかその一帯はドライカレー激戦区!なぜなんでしょう?
ここはデザイン、ファッションやヘアメイク関係のクリエイターの多い地域で、徹夜仕事が多い人たちがたくさんいるんです。
そういう人たちは、眠気を覚まして次の仕事に立ち向かわなければならないため、ガツンと来るものが必要。 その結果、この一帯にスパイスの効いたドライカレーを出す店がたくさんできた、と言うのが彼の理論です。
Blakes
NIGOがバイトしていたことでも知られるGHEEの元シェフが再オープン。 コーン入りドライカレーが有名
LORANS
ドライカレーも食べられる生花店
などいろいろありますが、中でもオススメなのはこちら!
激戦区のキング!MOKUBAZA CURRY&BAR (明治神宮前)
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-28-12
TEL:03-3404-2606
営業時間:11:30~14:30/19:30~23:00
定休日:日曜日
元々はバーとして開店したんですが、 ドライカレーが人気となり、昼はカレー店として営業しているとのこと。
そこの売りが ナッツキーマカレー 1,120円(Sサイズ)
タマネギを10時間以上炒め、15種類のスパイスを調合して作られたルー。 そのセンターに卵黄を乗せ、湿気らないよう直前に割られたナッツを振りかけます。
ガツンと来るスパイス、特に辛味に感動するマツコさん。 その秘密は、なんとプラックペッパー(胡椒)だったんですね。 この店ではインド産のものを使っているんだそうです。 辛味のスパイスは唐辛子ではなかったんですねー。
このお店の店主は元グラフィックデザイナーだけあって、 味だけではなく造形美も追求しています。 どれもとってもアート。
チーズキーマ 1,120円(Sサイズ)
真っ白なチーズソースをかけてセンターに卵黄を落としたキーマカレー
アボカドキーマ 1,120円(Sサイズ)
卵黄の周りにアボカドのスライスを芸術的に並べたキーマカレー
ローストトマトキーマ 1,120円(Sサイズ)
センターに卵黄の代わりにローストした半切れトマトをドーンと乗せたキーマカレー
そして造形美と言えばこちら!
究極の造形美! カレーハウスゴッド(吉祥寺)
住所:〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-27
TEL:080-8809-6150
営業時間:11:30~16:00
定休日:月曜日
チーズドライキーマカレー 1100円
これはまさに造形美。 ふんわり削り出したパルミジャーノチーズを山ほどかけて雪山のようなビジュアル。 山盛りにすることでチーズの香りを閉じ込め、食べた時に広がるのが狙いだそう。
チーズにすっかり隠されてしまっているけど、ルーは甘辛で日本人好みの欧風。 ヨーグルトや牛乳を入れてコクを出しているそうです。 もう一つ、ドライカレーの美味しい店の選び方はこちら。
マツコ、ドライカレーの美味しいお店の選び方を知る②コーヒーがうまい店を狙え!
なぜかと言うと、コーヒーの香りにうるさい人はカレーの香りにもうるさいから。
コーヒーの焙煎とスパイスの調合、美味しさを求める上で共通点が多い、 というのがクリエイターさんの理論です。
こういうお店は文化人の集まる新宿に多いんですって。彼のオススメは、
カフェアルル(新宿三丁目)
インドオムラとコーヒー 820円
ドライカレーを薄焼き卵でくるみ、その上からカレーをかけます。
ビア&カフェBERG(新宿東口)
五穀米と10種類野菜のカレーライス 480円
これはドライカレーではありませんでしたね。
ではドライカレーに話しを戻しましょう。
伝説のドライカレーの店と言えばこちら!
伝説のドライカレー カフェ・ハイチ(中野)
住所:〒164-0001 東京都中野区中野3-15-8
TEL:03-6454-1512
営業時間:[月~水]10:00~19:00
[木~日]10:00~21:00
1976年に新宿にオープンし、2011年に一時閉店(本店のみ閉店。サブナード店は継続)。でもお客さんの声に応えて中野に2016年に本店を再オープン。
ここの名物は、ドライカレー 700円
具材はタマネギ、ニンジン、牛豚の合挽肉だけ。 シンプルだからこそスパイスが引き立つ味に。
この味を守るため、マスターは他のカレーを食べたことが無いんだそうです。 他を食べるとその味が残ってしまって、自分の味の邪魔になるからだとか。 すごい徹底ぶりですね。 そのこだわりが大勢のファンを長年掴んで離さない理由なんでしょう。
そしてクリエイターさんが最後に紹介した、 究極のレジェンド的なドライカレー専門店はこちら!
究極のレジェンド!サリサリカリー(横浜・白楽)
住所:〒221-0802 神奈川県横浜市神奈川区西神奈川3-9-2
TEL:045-294-2136
営業時間:[月~金]11:30~14:00/17:00~21:00
[土~日]11:30~21:00
定休日:木曜日
メニューは、カレー、サラダ、チャイのスリーコースセット 1200円のみ!
スパイスは、風味を壊さないようお店でミキサーで挽きます。 粗さを自分で調整できるから、というこだわりです。
味付けは塩だけ。野菜から出た水分だけで調理します。なんてヘルシー!
鶏肉と野菜を8時間煮込むんだそうです。 たったそれだけなのに美味しい不思議なカレー。
77歳の店主はパキスタンの友達の結婚式に行った時、 友達から家庭料理を教わったんだそうです。
チャイも教わったままを作っています。 爽やかな香りが特徴のグリーンカルダモンを使用。 とっても甘くて、スパイシーなカレーを食べた後にはピッタリ。
かつてここを訪れてこのドライカレーを食べた美輪明宏さんは、 「ものすごく惚れた人に、口の中を撫で回される感じ」 との感想を述べたそうです。 マツコさんはどう思いました?
「よく考えたら、私、撫で回されたことなかったわ」
マツコが知った、究極のドライカレーは以上でした!